記憶に残った旅や本、そして映画などなど

これまでの旅やら読書やらでいつまでたっても記憶に残っているものを紹介します

2019-01-01から1年間の記事一覧

サクリファイス (近藤史恵/新潮文庫)

まず言いたいのは、ロードレースが好きな人は読んでみるべき、ということ。 昨今、漫画「弱虫ペダル」の影響もあり人気が高まっている自転車ロードレースですが、この「サクリファイス」はその自転車ロードレースを題材にした小説です。 だからと言って自転…

余命 (谷村志穂/新潮文庫)

タイトルからちょっと内容が想像できてしまうのだけれど、やっぱり想像通りの内容でした。ただこの本を手に取ったのは、当時私もちょっとした病気を抱えていて入院と手術を経験したばかりだったから。 そんな状況でよく読めたなと思いますが、逆にそんな状況…

永遠のゼロ (百田尚樹/講談社文庫)

以前、V6の岡田くん主演で映画化された本書。最近DVDを見る機会があり、興味を惹かれたので読んでみようと思って手に取りました。ただ、実際に文庫を手に取ってみると意外と厚い…正直零戦のこともよくわかっていないものだから、読めるかなと心配になりまし…

マノロブラ二クには早すぎる (永井するみ/ポプラ社)

タイトルからわかるように、本作品は「マノロブラニク」がキーアイテムです。 ファッションに少しでも興味がある方なら聞いたことがあるであろう、ドラマ「SATC」でも主人公が破産するほど夢中になった、美しい靴。 出版社に勤める主人公の世里は、翻訳部門…

キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (田村 潤/講談社)

著者は元キリンビール代表取締役副社長である田村潤さん。本書は、1995年に田村さんが支店長として四国地区本部で「お荷物」と言われていた高知支店に赴任するところから始まります。 「ビールはキリン」という時代が長いこと続いたものの、アサヒビールの「…

花や咲く咲く (あさのあつこ/実業之日本社)

中学3年生の国語の教科書に載っていたというこのお話は、あさのあつこさんが太平洋戦争を舞台に書いた青春小説です。 中心になるのは、4人の女の子です。箸が転がってもおかしい年頃ですが、戦時中なので様々なものがどんどん規制され、おしゃれなんてもって…

知ろうとすること(早野龍五・糸井重里/新潮文庫)

2011年の大震災が起きて、福島の原発のニュースが絶えなかった頃、どの情報を信用していいのかわからなかった時期がありました。私個人としては、大切な人が福島に住んでいることもあって大丈夫だと信じたかったのですが、自分の中で根拠となるものが見つけ…

女子は、一日にしてならず (黒野伸一/小学館文庫)

黒野伸一さんの本を読むのは「限界集落株式会社」を読んで以来だけど、きっと面白いだろうと思って手に取ってみたらやっぱり面白かった小説。 前面に出てきているテーマが「食べること」「ダイエット」そして「恋愛」。女性なら最低どれかひとつ引っかかって…

無銭優雅 (山田詠美/幻冬舎文庫)

この本を買ったのはいつのことだったか…。確か、長年西荻窪に住んでいる友人を訪れ、西荻窪を案内してもらっている中で見つけたフリーペーパーで紹介されていたから読んでみようと思ったのでした。帰りの新幹線で読もうと思って買ったものの、爆睡してしまっ…

旅や書籍や映画の感想を思うままに書き綴る

はじめまして これまでに訪れた国、また読破した書籍、映画の感想を思ったまま書いていきます。 どうぞよろしくお願いします